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今朝、新聞をめくっていると「親の体罰禁止法案成立へ」いう記事に目がとまりました。
小さな子供が虐待されて死亡する悲惨な事件が続いたこともありましたから、こういった法律が成立するのもわかります。ただ、何から何まで法律で規制するのはどうなのかなと思います。
この記事を読んだ後、「あと何年かしたら、体罰だけでなく、子供に『勉強しなさい』といったら、子供が精神的苦痛を受けたと主張して、自分達がハラスメントで訴えられる時代が来るかもしれないね」と、妻と冗談半分で話をしました。
今は自由や個人が主張されて、まず個人を尊重する。ただ、個人の行動を放置していると歯止めがきかなくなるから、法律で細かく規制していく。そんな時代になってしまっているのかなと感じます。
大切なのは、多様な行動を法律で抑制するよりも、失われた倫理観や道徳観をもう一度取り戻すことではないのかなと思います。
相手のことを考え、自分の欲をちょっとだけ我慢する。盛和塾で学んだことですが、これからの時代、こういったことが大切になってくるのではないのかなと感じます。
「平成」から「令和」に改元されて10日ほど経過しました。パソコンのシステムなども令和に改定され、令和も生活に馴染んできましたね。
国や地方公共機関の会計期間は平成31年4月1日から令和2年3月31日ですが、これが「令和元年度」ではなく「平成31年度」になります。
国税庁のホームページで新年号に関するお知らせが講評されています。
申告書などに「平成」と表記されていても「令和」と読み替えていただきたいとのこと。また、提出された書類に、例えば「平成31年6月1日」と記載されていても有効なものとして取り扱うとのことです。
私たちの事務所では、TKCが毎月発行している「経営者の四季」をお客様にお送りしているのですが、今号には近江商人の「商売の心得10訓」が載っていましたので、ここで紹介します。
①商売は世のため、人のための奉仕にして、利益は当然の報酬なり (お金を頂くことに後ろめたさを感じる必要はありません。)
②店の大小よりも場所の良否、場所の良否よりも品の如何 (商売の重要さは 商品 > 場所 > 店構え の順です)
③売る前のお世辞より売った後の奉仕、これこそ永遠の客をつくる (顧客満足度をあげることが大切です)
④資金の少なきを憂うなかれ、信用の足らざるを憂うべし (商売で最も大切な財産、それは「信頼」です)
⑤無理に売るな、客の好むものも売るな、客のためになるものを売れ (社会が本当に必要としているものを作って売ることが重要です)
⑥良きものを売るは善なり、良き品を広告して売ることはさらに善なり (良い商品を人々に知らせてこそ、社会に貢献できます)
⑦紙一枚でも景品はお客を喜ばせる。つけてあげるもののないとき、笑顔を景品にせよ (お客様を喜ばせファンを作ることが大切です)
⑧正札を守れ。値引きはかえって気持ちを悪くするくらいが落ちだ (安易な値引きは商品の価値を落としかねません)
⑨今日の損益を常に考えよ。今日の損益を明らかにしないでは、寝につかぬ習慣にせよ (一日一日の経営が大切です)
⑩商売は好況、不況はない。いずれにしても設けねばならぬ (知恵と努力で成果を出していかなければなりません)
盛和塾でも同じようなことを学びますが、商売の秘訣は今も昔も変わらないですね。