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今年の10月1日から市民税などの地方税の電子納税が簡単になりました。
国税と同様に以前から地方税も電子納税が可能だったのですが、地方公共団体のシステムがペイジーに対応していなかったため、電子納税をしようとすると、手数料が3,000円程かかっていました。そのため、地方税については電子納税が進んでいませんでした。ですが今回、無料で電子納付ができるようになりました。
早速、エルタックスで開始届をだして、先日、住民税を電子納税しました。
エルタックスで届出書を書くページを探すのと、インターネットエクスプローラーの設定が面倒でしたが、いざ始めてみると、その便利さにすぐ気が付きます。
納付書を書く必要もなく、銀行に行く必要もなく、パソコンの画面にデータを入力するだけですべてが完了できるので、とても楽です。
先日参加した盛和塾の勉強会で慶應義塾大学の前野隆司教授を紹介されました。今、前野先生の著書「幸せな職場の経営学」を読んでいます。前野先生は幸福学を研究されており、科学的アプローチで「幸せ」を解明しようとしています。
幸せな社員はそうでない人に対して創造性が3倍高いだけでなく、生産性も3割高く、さらに3割高い売上げを上げているそうです。著書のなかに幸せな会社として有名な伊那食品工業(株)がでてきました。従業員として働いていた時から伊那食品工業(株)を知っていましたが、今の立場になると見方が全く変わっていることに気が付きます。
私も社員を幸せにするため、幸せな職場づくりを頑張っていきます。
今回の台風19号では浸水の被害が多いようです。被害にあわれた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。一刻も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
10月1日に消費税が10%になってから約2週間が過ぎました。ラグビーワールドカップの盛り上がりで、消費税に関する情報はあまり表にでていませんが、周りをみても買い控えなどは起きていないようです。
消費税の増税に伴い、政府はキャッシュレスで買い物をした場合に、2%または5%のポイント還元をすることとしました。当事務所では、増税前に、お客様に対してポイントを還元できる事業者になれるよう登録を勧めていました。
しかし、今月に入りあちらこちらで買い物をしても、大手以外で消費税のポイントを還元できるお店をあまり見かけません。あるお店で聞いてみると、9か月間は手数料がかからないが、それ以降は手数料がかかる。現金で商売していれば手数料がかからない。だからキャッシュレスでの決済はやらないとのこと。
なるほど、一理あります。しかし、国はキャッシュレス決済へ舵を切っています。ここ1~2か月でQRコード決済をする人たちが急に増えたような気がします。私も支払いの際、QRコード決済ができないのか聞いてしまいます。
この流れには乗った方がいいのではないのかなと思います。ダーウィンも「唯一生き残ることができるのは、変化できる者である。」と言っているようですし。
税理士には小学校や中学校に行き生徒たちに税金について教える業務があります。それが租税教室です。
今年は高校に行き、授業を1コマお借りして税金について話してきました。
世の中についてはある程度知っているが、税金については知らなかったり、興味がなかったりする生徒たちにどう教えようか悩みましたが、税金がなかったらどんな生活になるかを話してきました。
授業のプランを考えている頃から私自身が感じたことですが、それは「税金って大切だ」ということです。
私たちが当たり前にしていることがすべて税金で賄われています。トラブルなく職場まで行けることも、盗難にあうことなく生活できることも、夜ミサイルが飛んでくる恐怖を感じることもなく寝れることも、すべて税金があるから実現できていることなのです。
今の社会環境を維持していくためにはお金が必要です。そのお金がどこからくるかと言えば、税金。税金がなければ今の生活はありません。
当たり前のことを当たり前に受けられることが当たり前だと感じていますが、今こうしていられることは奇跡だと思いますし、これを守るために私たち一人一人が少しずつ税金納める必要があります。
そう感じた今回の租税教室でした。
最近教わった歴史のお話です。
昭和初期のことです。
当時、女性は20歳になると結婚し退職することが望まれていた。そして家庭に入り子供を5人産むことが推奨されていたそうです。そして当時の世相は、それが当たり前のこととされていた。
これには政治の力が大きく影響していたとのことです。当時の日本は富国強兵をすすめていました。近い将来戦争になることも予測されていたそうです。
そうなると国に必要なのは軍隊、つまり多くの兵士です。そのために国として人口を増やす政策をとっていたそうです。
現代をみてみると、女性の社会進出がすすみ、男女とも働くのが当たり前。誰もが働きやすい環境を整備するよう求められています。しかし、この現代の状況は昭和初期と変わらないのではないかと、今回の話を聞いてふと感じてしまいました。生産年齢人口が減少し、今の生活や経済を維持していくためには多くの労働力が必要となる。そんな政府の思惑があるのではないかと思えてなりません。
私個人としては働くことが立派なわけではなく、家庭で子育てをすることも大切なことだと思います。どちらが立派なのではなく、どちらも立派。世相に影響されず、己が大切にしていることを大事にしたいものです。