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2019-09-29 19:27:00

税理士には小学校や中学校に行き生徒たちに税金について教える業務があります。それが租税教室です。

今年は高校に行き、授業を1コマお借りして税金について話してきました。

世の中についてはある程度知っているが、税金については知らなかったり、興味がなかったりする生徒たちにどう教えようか悩みましたが、税金がなかったらどんな生活になるかを話してきました。

授業のプランを考えている頃から私自身が感じたことですが、それは「税金って大切だ」ということです。

私たちが当たり前にしていることがすべて税金で賄われています。トラブルなく職場まで行けることも、盗難にあうことなく生活できることも、夜ミサイルが飛んでくる恐怖を感じることもなく寝れることも、すべて税金があるから実現できていることなのです。

今の社会環境を維持していくためにはお金が必要です。そのお金がどこからくるかと言えば、税金。税金がなければ今の生活はありません。

当たり前のことを当たり前に受けられることが当たり前だと感じていますが、今こうしていられることは奇跡だと思いますし、これを守るために私たち一人一人が少しずつ税金納める必要があります。

そう感じた今回の租税教室でした。


2019-09-15 23:31:00

最近教わった歴史のお話です。

昭和初期のことです。

当時、女性は20歳になると結婚し退職することが望まれていた。そして家庭に入り子供を5人産むことが推奨されていたそうです。そして当時の世相は、それが当たり前のこととされていた。

これには政治の力が大きく影響していたとのことです。当時の日本は富国強兵をすすめていました。近い将来戦争になることも予測されていたそうです。

そうなると国に必要なのは軍隊、つまり多くの兵士です。そのために国として人口を増やす政策をとっていたそうです。

現代をみてみると、女性の社会進出がすすみ、男女とも働くのが当たり前。誰もが働きやすい環境を整備するよう求められています。しかし、この現代の状況は昭和初期と変わらないのではないかと、今回の話を聞いてふと感じてしまいました。生産年齢人口が減少し、今の生活や経済を維持していくためには多くの労働力が必要となる。そんな政府の思惑があるのではないかと思えてなりません。

私個人としては働くことが立派なわけではなく、家庭で子育てをすることも大切なことだと思います。どちらが立派なのではなく、どちらも立派。世相に影響されず、己が大切にしていることを大事にしたいものです。


2019-09-08 21:05:00

盛和塾から送られてくる機関紙に弁護士さんが寄稿した文章が載っていました。

その中で、肉体労働者と知的労働者についてお話しされていたので、今回紹介したいと思います。(機関紙「盛和塾」39号より)

世の中には肉体労働者と知能労働者の二つがある。

肉体労働者と知能労働者をどこで分けるかと言えば、自分だけが体を使うのが肉体労働者、一方、知能労働者は人を使う商売であるとのこと。

弁護士は頭を動かすから知能労働者だと考えていたが、裁判の準備書面を自分で書き、打合せも証人調べも自分でする。こういった具合で自分で何でもしているのは知能労働者ではなく肉体労働者であると。

肉体労働者と知能労働者とではどこが違うと言えば、それは定年。肉体労働者は肉体が衰えてくる60歳になるとダメになるが、知能労働者は肉体が衰えてもさらに10年、つまり70歳まで働ける。この頃は人生が長くなったから、人を使って長く働く方がいい。

 


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