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機関誌「盛和塾」に載っていたものですが、西郷隆盛が子供達にした質問です。
「一家が仲むつまじくするためには、どういうことをすればいいと思うか。」
子供たちの答えは
「親孝行をすること。兄弟、友達とも仲良くし、助け合うこと。」
でした。それに対し西郷は
「それは正しいが、その答えでは、具体的にどうすればよいのかということがわからない。一言で言えば、それぞれの人が少しずつ欲を減らすことなのだ。」
と答えたそうです。欲を少し減らすとは、おいしものがあればみんなで食べる。喜びがあればその喜びを家族で分かち合うとかです。
大切にしたい言葉だと感じました。
大きなことを成し遂げるために力を与えて欲しいと神に祈ったのに、謙遜を学ぶようにと弱さを授かった
偉大なことができるようにと健康を求めたのに、より良きことをするようにと病気を授かった
幸せになろうと富を求めたのに、賢明であるようにと貧困を授かった
世の人の賞賛を得ようとして成功を求めたのに、得意にならないように失敗を授かった
機関誌「盛和塾」67号からの引用ですが、ニューヨーク大学付属リハビリテーションセンターのロビーの壁にある詩だそうです。
他に何かを求めるのではなく、何事も自分の力で乗り越えていかなければならないのだなと勉強させられました。
トイレットペーパーやティッシュペーパーの買い占めがテレビで報道されています。
将来がわからないだけに不安になる気持ちはわかりますが、こういった時こそ自分で考えることや数字を使うことが大切なってくるなと感じます。
今、家にトイレットペーパーの在庫はいくつあるのか。通常それを使い切るのに何日かかるか。そのころ世の中の状況はどうなったいるか。仮に今よりも悪化している場合には代替え案として何が考えられるか。その上で今トイレットペーパーを買う必要はあるか。
事業ではこのように考えて行動しますが、それは普段の生活でも同じだなと思いました。
ですが、何よりも大切なのは、私が尊敬する稲盛塾長もおっしゃっていますが、自分の欲望を少し抑えて、ちょっとだけ我慢することだと思います。