最近、落語を聞くようになりました。
噺が面白いだけでなく、人の心の機微を学べるからと勧められて聞き始めたのですが、聞いているうちに、噺以外のことも知るようになりました。
今までで一番印象的だったのが「気働き」です。
見習いの頃は楽屋に入れず、前座になってもなかなか高座に上がれず、落語家さんの本業である噺も半人前。
そのため師匠の傍でお世話をしたり、雑用をこなしたりするのだそうですが、雑用をこなしながら動き方を学び、気が利き機転が利くようになる。
この「気働き」を知って、これはいいなと思いました。
従業員を採用してもすぐには仕事もできないので、まずは私や他の職員の傍で気働きをしてもらい、動きを覚えてもらう。
この気働きをすることは、長い人生を歩むうえでも重要なことだなと感じました。