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2019-01-20 20:13:00
現在、国税庁はe-tax(電子申告)による申告を勧めています。 ところが、電子申告をするためには、マイナンバー通知カードをマイナンバーカードに変えたり、カードリーダライタを用意したりと、手間がかかったり、費用がかかったりして、紙による申告から電子申告へ変更することに対し躊躇する方も多く見受けられます。確かに、紙で申告できるなら、わざわざ手間をかけてまで電子申告にする必要はないと感じるのもわかります。現実に、所得税の電子申告は近年、利用率の上昇が頭打ちになっています。 そこで、国税庁は確定申告に関しては当面の間、マイナンバーカードもカードリーダライタも使わずに電子申告をできるようにしました。これがIDパスワード方式による申告です。今年の1月から利用できます。 運転免許証などの本人確認書類を持って税務署に行けば、電子申告用のID・パスワードを発行してくれますので、その番号を使ってパソコンで確定申告データを作成し、電子申告を行うことになります。 2020年分以後の所得税(わかりやすく言えば、平成33年2月16日から3月15日までに提出する確定申告)については、青色申告特別控除が現行の65万円から55万円に引き下げられます。ただし、電子申告をしていれば、引き続き65万円の青色申告特別控除が受けられます。 IDパスワード方式は一時的なものであり、本来はマイナンバーカードを使って申告するものではありますが、65万円の控除を受けている方は、IDパスワード方式を使ってでも電子申告に切替えた方がいいのではないかなと感じます。